【夏サミ2009:観劇レポ4】初期型『The Pop』
サミットディレクターの歯に衣着せぬ観劇レポ:夏サミ2009ver.
2ヶ月遅れでお届けしています!すみません…
「夏のサミット2009:エネルギッシュ・サミット」の(杉原の鑑賞順では)4発目!
初期型『The Pop』
2009年8月19日(水)15:00の回鑑賞
はっきり言ってしまうと、観た印象が薄かった。
例えば、男性ダンサー4人が全裸で自分の股間を手で隠しながら踊るシーンひとつ取っても、それはそれでインパクトがあるし、バカバカしく、ある種の衝撃を受けるのだけれど、その衝撃が作品の中で持続していかないし発展もしないから、本当にネタだけで終わってしまうという感じだった。
だから、観終わった後すぐに作品の印象がぼやけてしまう。
そこはとても残念だった。
もう少し、観客に与えたインパクトみたいなもの(それは嫌悪感を伴っている場合も多分にある)を作品中で必然化していく作業が必要だったんじゃないか。
その“必然化”ってのは“意味付け”ということではなくて、意味なんてものはあってないようなものだし、それに固執して作品をつくることってそもそもナンセンスだと僕は思っているから、どーでも良いんだけど、“意味なんてない”ということの必然化は絶対に必要な気がする。
その“必然化”ってのも言葉で言うと堅苦しいから嫌なんだけど、つまりは舞台上のパフォーマンスそのものに説得力があれば良い、と言うか、いや、この言い方もまだ堅苦しい、要するに「意味なんてありませーん」っていう開き直りが観えると良い、…ってのも、なんだか乱暴に言い過ぎな気もするし、開き直れば良いってもんでもないから、うーん、難しい…。
とにかく、僕が今回、初期型の『The Pop』を観て全体的に思ったことは、なんだかまだ何かに遠慮してるんじゃないか?ってことだった。
何に対しての遠慮かは分からないけれど、なんとなく遠慮している感じが必然性の曖昧さを生んでいるし、作品全体のぬるい空気感に繋がっている気がして、そのぬるさ自体が悪いということじゃなくて、その空気感に強度がない感じがして、なんだかもっと面白いものつくれそうなのになぁ…という欲求不満を感じてしまった。
これはホントに単純な思いつきなんだけど、カワムラさんが高校生相手にワークショップをやって作品をつくるなんて企画があったら、絶対に観に行きたい。
カワムラさんのバカバカしさと知的さの共存した感じが、高校生とぶつかると俄然面白くなる気がするんです。
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【稽古場レポート09/08/16】
サミディレ・杉原邦生
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子供向けのクリスマス公演ということもあり、開演が10:30!(…笑)
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